JK3SIC アマチュア無線局のブログ

〜細々ですが地道に運用をおこなっています〜

移動運用 福井県勝山市 2022/7/10


7/10(日)に勝山市で移動運用をしました。来週移動の下見目的(2エリアAMコンテスト)で、同エリア方面への伝搬を確認しに来ました。場所は国道416号線の大日峠です。標高900m超あります。

国道416号線の石川-福井県境は、4年くらい前に通じたところで、かねてから来てみたいと思っていました。しかし冬期閉鎖期間も長く(11〜6月くらい)、またアプローチも過酷です。

ロケ的には抜群によさそうですが、それゆえにクルマやバイク、また大日山への登山客がおられる感じもあり、無線ができるのかの感触も得たく、下見兼ねた運用に出掛けることにしました。


・当日の天候と運用
 当日朝、石川県では小雨でした。峠付近の天候は変わるかもと思いましたが、悪天候では無い予報でした。
 空中線は、ステーなしの自立で使用する為、いつもの4エレHB9CVは、ベースである2エレで使用しました。


・当日運用結果
 運用の結果は、50MHzで7局のQSOとなりました。3エリア 5局、8エリア 2局でした。肝心の2エリアはまったく聞こえずでした。しかし3エリアに向けては大変良好な伝搬でした。
 /宇陀市の局は強く入感していました。/枚方市の局とはQRP x QRPで、先方は標高70mからとのことでした。/東大阪市の局は生駒山からとのことで、9エリアからのコールに随分驚かれていました。ですが、先方も標高600mありました。/東山区の局もよく届いていました。京都府南部でよく出てられる方です。固定大阪市阿倍野区の局は、時折CQを出されるのが聞こえることがあり、この場所が3エリアに対して相性よさそうなのでQRPでも何とかなるかなと呼んでみたところ、大変苦労頂きましたがQSOできました。
Esも8エリアに対して出ましたが大変不安定でした。

 なお18MHzも聞きましたがコンテスト参加局が聞こえた為運用せずでした。144や430MHzは聞こえずでした。


・大日峠の所感
 天候からか当日は、峠に登ってくるクルマやバイクも少なく落ち着いた運用ができました。峠から下界の眺めは最高でした。
 運用で書いたように、2エリアに対しては難しいようです。地図見ると、さらに向こうの福井ー岐阜県境で1000m超える山がある為困難だと判りました。当初の目的ならば場所を再考する必要がありそうです。

 冒頭の写真は、設営直後でガスが出ていました。
その後天候はよくなりましたが、アンテナの写真は撮っておらずでした。

 大日峠 道幅広そうに見えるが1.5車線道 石川県側から 

 大日峠の運用地から見た下界(勝山市街) 素晴らしい眺望 曇→晴れ


 場所


=当日の運用結果です=
運用地 福井県勝山市 大日峠 JCC#2906 小雨〜薄曇 無風〜弱風 20℃〜26℃〜24℃ 標高914m
運用時間 1100-1450
交信局数 50MHz SSB 7局 (3エリアx5局 /奈良県宇陀市 /大阪府枚方市 /大阪府東大阪市 /京都市東山区 大阪市阿倍野区 8エリアx2局 /苫前郡羽幌町 紋別郡遠軽町)
無線機 FT-817ND 出力5W
空中線 自作 2エレ HB9CV 6mH
電源 NiMH12セル x2組

QSO頂いた各局、お読み頂いた方々有難うございました。  


=おまけ(事後追記) 国道416号線でのアプローチ=
 小松市方面から国道416号線を通しで来ました。鉱山跡の尾小屋を超え、五百峠越えを走ってみることにした。 
以前に、同市内から県道161および43号線で大杉町を経由して、途中の牛首峠まで来たことがあります。←復路はこちらにしました。さすがに五百峠経由往復はしようとは思わなかったです
…さて無線をしに行こうとするのか、酷道を走りたがってるのか、、

 尾小屋から先の1車線道入口

 こんな感じの1車線道が続く 尾小屋〜五百峠
 
 五百峠トンネル すみません、ピンボケです 交互通行です

 五百峠〜牛首峠



 弁天橋 大日峠の登りアプローチに近づいてようやく国道標識が出てきた それまで途中不安になった

 大日峠から見た石川県側登り

 復路ルート

 最近つけられた新しい道は走りやすかったです。そこまでのルートも、雪害とかで傷んでるんだろうなぁと思っていましたが、路面自身は荒れたところはあまり見当たりませんでした。 ←あくまで自身が想定していた路面の話し 走りやすいとの誤認は無きよう
 途中2,3箇所では藪刈りをしている方々を見かけました。場所によっては両側に草が迫っていて車幅いっぱいというところもありました。
また、五百峠のアプローチでは、側溝の草などがきれいに取り除かれており、過酷な道ながら(過酷な道だから?)メンテンスはされていることを伺い知れました。

 今回の走破では、対向車の為、自車が後退すること2回、また見通しのよい直線の1車線で、100mほど手前から対向車を待った地点がありました。(たまたま自車が退避地点に居た為) 退避の為に後退をさせられる自信のない方に、この道はお薦めしません。